旅行業法|国内旅行業務取扱管理者試験の科目ガイド
旅行業法更新:2026-09-23
国内旅行業務取扱管理者試験の「旅行業法及びこれに基づく命令」の科目ガイドです。何が問われるのか、どこでつまずくのか、どの順番で進めるとよいのかを整理し、テーマ別の練習問題と、数字をまとめた記事へ案内します。
本番での出題
| 出題 | 配点 |
|---|---|
| 問1〜25旅行業法及びこれに基づく命令 | 4点 × 25問100点 |
| 合計 | 25問・100点 |
合格には、この科目で60点以上が必要です。3科目それぞれで満たす必要があり、得意な科目で補うことはできません。
※ 出題の構成は最新の年度のものです。年度によって変わることがあります。
3科目のうち、いちばん安定させやすい
旅行業法は、出題の範囲が1つの法律とその命令に限られています。約款のように複数の約款を横断することもなく、実務のように計算と暗記が混ざることもありません。範囲が狭いぶん、やった分だけ点になります。
3科目それぞれで60点以上が必要なこの試験では、「確実に60点を超えられる科目」を1つ作っておけると気持ちが楽になります。その1つ目にしやすいのがこの科目です。
何が問われるか:大きく3つ
条文はばらばらに並んでいるように見えますが、問われることは3つのかたまりに分けられます。
- ① 誰が旅行業を営めるか(登録制度):法律の目的、登録の種別と業務の範囲、登録の有効期間と更新、登録拒否事由、営業保証金と弁済業務保証金
- ② 営む者が守るルール(取引のルール):旅行業務取扱管理者の選任と職務、取引条件の説明、契約書面の交付、広告に表示する事項、企画旅行の旅程管理
- ③ 旅行業協会:保証社員の仕組み、弁済業務、苦情の解決
②は旅行者から見た時系列(広告 → 説明 → 契約 → 旅行中)に並べ直すと、一本の線になります。「いつの段階の話をしているか」が分かれば、問題文を読み違えにくくなります。
論点の一覧
法律の並びに沿って、問われる論点を並べると次のようになります。学習が進んだら、この一覧を見て「説明できるか」を自分に問うてみてください。言葉に詰まるところが、そのまま弱点です。
- 総則:法律の目的/用語の定義(旅行業・旅行業者代理業・旅行サービス手配業、企画旅行と手配旅行)
- 登録:登録の種別と業務の範囲/登録の申請先/登録拒否事由/財産的基礎/有効期間と更新の登録/変更登録と届出/廃業等の届出
- お金の担保:営業保証金の供託と届出/保証社員と弁済業務保証金分担金/旅行者が弁済を受けられる範囲
- 取扱管理者:営業所ごとの選任義務/欠けたときの扱い/法定の職務/資格の種類と扱える範囲
- 取引のルール:取引条件の説明/契約書面の交付/電磁的方法による提供/広告に表示する事項/誇大広告の禁止/禁止行為/標識の掲示
- 旅程管理:企画旅行の円滑な実施のための措置/旅程管理業務を行う者の要件
- 旅行サービス手配業:登録の制度/手配業務取扱管理者の選任(2018年の改正でできた制度)
- 旅行業協会:業務の内容/保証社員/弁済業務/苦情の解決
つまずくのは、似た制度の対比
この科目で落とすときは、たいてい「よく似た2つ」を取り違えています。対にして覚えると崩れにくくなります。
- 営業保証金と弁済業務保証金分担金:分担金のほうが少額。ただし旅行者が弁済を受けられる限度は営業保証金と同じ水準で、分担金と同額ではない
- 旅行業と、代理業・手配業:登録の有効期間5年が付くのは旅行業だけ。代理業と手配業には期間の定めがない
- 募集型企画旅行と受注型企画旅行:旅程管理の措置は両方に共通。広告の表示事項は募集型の話
- 目的と手段:第1条の目的は3つ(取引の公正の維持・旅行の安全の確保・旅行者の利便の増進)。登録制度の実施は目的ではなく手段
もうひとつ、数字の取り違えも多い科目です。5年が5か所、届出は30日以内、供託まわりは14日と7日。数字だけを覚えると混ざるので、「何から数えて何日か」まで一緒に押さえてください。
進め方
- 1. 登録制度から:法律の骨格です。ここが入ると、あとの話が「登録した者が守るルール」として位置づけられます
- 2. 取引のルール:広告 → 説明 → 書面 → 旅程管理の順に、時系列で
- 3. 数字を表にまとめ直す:問題を解くだけでは定着しません。制度ごとに数字を並べた表を自分で作ると、取り違えが減ります
- 4. 間違えた問題だけ、日を置いて解き直す
条文そのものは e-Gov 法令検索で読めます。解説に疑問が残ったときは、原文にあたるのがいちばん早い科目です。
この科目の練習問題
旅夢中では、この科目の問題を150問収録しています。そのうち一部を、登録しなくても解けるようにテーマごとに公開しています。
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